オープンソースクライアント · 設定ガイド

v2rayN ダウンロード
と使い方・設定

デスクトップではv2rayN、Androidではv2rayNGを選びましょう。各プラットフォームの入手先、サブスクリプションの追加、接続トラブルの対処を、初回起動からルーティング設定まで解説します。

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クライアントのダウンロード先

まずOSを選び、CPUアーキテクチャとインストール形式を確認します。デスクトップ版とAndroid版では設定画面が異なります。サブスクリプションURLは共用できる場合が多い一方、アプリの権限や通信をプロキシに通す方法は個別に設定する必要があります。

インストーラーに含まれるのはクライアントの実行に必要なファイルで、そのまま使えるリモート接続設定ではありません。利用権限のあるサブスクリプションURLまたは共有リンクを用意してください。インポート後に利用するサーバーを選び、アプリがローカルプロキシを経由しているか確認します。

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v2rayNの基本設定

クライアントの仕組みは3つの層に分けて考えられます。サブスクリプションは接続情報を提供し、コアは接続と通信の振り分けを担い、プロキシモードはアプリの通信をコアへどう渡すかを決めます。問題がどの層にあるかを見極めてから、該当する設定を変更しましょう。

v2rayN · システムプロキシ

アプリをローカルプロキシ経由にする

システムプロキシモードでは、PCのプロキシアドレスをOSの設定に登録します。ブラウザーなど、システムプロキシに従うアプリに適しています。利用するサーバーを選び、画面下部のシステムプロキシメニューから「システムプロキシを自動設定」を選択して、ブラウザーで接続を確認してください。システムプロキシは、通信をクライアントに渡すかどうかを決めます。一方、ルーティングはクライアントに届いた通信の出先を決めるもので、役割が異なります。独自のプロキシ設定を使うアプリでは、待ち受けアドレスを個別に指定する必要があります。クライアントを終了する前にシステムプロキシを解除すると、停止済みのローカルポートへアプリが接続し続けるのを防げます。

システムプロキシ:システムプロキシを自動設定
アプリのプロキシアドレス:127.0.0.1
アプリのプロキシポート:現在のローカル待ち受け設定を使用
ルーティング:LANをバイパス

メニューの表示はデスクトップ版の画面によって異なる場合があります。名称が見つからないときは、「システムプロキシ」「ルーティング」「サブスクリプション」「コア」のどの機能かを確認してから設定箇所を探してください。他のクライアント向けの設定を、そのまま上書きしないでください。症状からトラブル対処ガイドを見る →

初回接続までの3ステップ

まずは最短の手順で接続し、ルーティングや通信制御の設定は後から追加しましょう。インストール完了、サーバーが一覧に表示されること、ブラウザーでアクセスできることは、それぞれ別の確認ポイントです。

  1. 設定をインポート

    サブスクリプションまたは共有リンクを追加

    v2rayNでは「サブスクリプショングループ」にURLを追加し、保存してからグループを更新します。単一の共有リンクを受け取った場合は、内容全体をコピーし、サーバーメニューからクリップボード経由でインポートしてください。v2rayNGではサブスクリプション設定にURLを追加し、メイン画面に戻って更新します。2種類のインポート方法を混同しないようにしましょう。QRコードの内容も、サブスクリプションか単一の接続設定かを確認してください。

    インポート後、プロトコルの種類、サーバーアドレス、ポートがそろっているか確認します。パラメーターを手動で補う場合は、通信パス、サービス名、サーバー名などを提供元の設定と一致させてください。名前から推測して設定してはいけません。一覧が空の場合は更新時のメッセージを確認します。設定が表示されているのに接続できない場合は、次の手順でテストし、サブスクリプションを何度も削除する必要はありません。

  2. 接続先を選択

    テストして利用するサーバーに設定

    サーバー一覧から設定を1つ選び、実接続テストを実行してから利用するサーバーに設定します。テスト中は、複数の変更が影響し合わないよう、標準のルーティングとDNSを維持してください。ポートのテストに成功して実接続に失敗する場合は、認証、通信方式、安全性の設定を確認します。すべての設定で失敗する場合は、ローカルネットワークとクライアントのコアが正常に起動しているか確認しましょう。

    デスクトップでは「システムプロキシを自動設定」を使ってブラウザーの接続を確認し、その後にTunを検討してください。Androidでは接続をタップしてシステムのVPN使用許可を受け入れ、他のアプリがVPN接続を使用していないか確認します。アプリごとのプロキシ設定は最初はシンプルに保ち、基本の接続が使えることを確認してから、対象アプリを追加または除外しましょう。

  3. 接続を確認

    アプリとクライアントの両方を確認

    対象アプリからリクエストを1回送信し、同時にクライアントのログを確認します。ブラウザーでは接続できるのに別のアプリで失敗する場合は、そのアプリがシステムプロキシを参照しているかを確認してください。どのアプリでも失敗する場合は、コアの起動、待ち受けポート、利用中のサーバーを再確認します。ログに含まれるアドレス、サブスクリプションの内容、認証情報は、共有する前に必ず伏せてください。

    最後に、元に戻せる状態で比較テストを行います。現在の設定を記録し、一時的にプロキシによる通信制御をオフにして、同じ宛先への接続結果を比較した後、設定を戻してください。画面のスイッチ表示や一度の速度テストだけで、すべてのアプリに設定が反映されたと判断しないでください。確認後にカスタムルーティング、Tun、アプリごとのプロキシを1つずつ有効にし、変更のたびに元へ戻せる方法を残しておきましょう。

初回起動時のメッセージ、ローカルポートの競合、バックグラウンドでの切断を解決する場合も、ガイドの確認ポイントに沿って調べれば、最初から再インストールする必要はありません。元の設定とエラーメッセージを残しておくと、複数の設定を同時に変えるより原因を特定しやすくなります。

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Project Vとコアのエコシステム

プロジェクト、コア、クライアント、サブスクリプションの提供元を区別すると、更新によって何が変わったのかを把握しやすくなります。名前の似たクライアントでも、設定ファイルやすべての機能をそのまま共用できるとは限りません。

技術的な関係

Project V
モジュール型プロキシツールのエコシステム

V2Fly / V2Ray
開発が続くコア実装

Xray
V2Rayから派生したコアの系統

GUIクライアントはコアの設定画面を提供し、接続パラメーターはサブスクリプションまたは共有リンクから取得します。

Project V:プロトコルとツールの基盤

Project Vは、ネットワークプロキシツールを中心に展開するプロジェクトのエコシステムで、V2Rayはその主要な実装の1つです。インバウンド、アウトバウンド、ルーティング、トランスポートなどの機能が設定可能なモジュールに分かれているため、同じGUIでも異なるプロトコルを扱い、ルールに応じて宛先ごとの経路を選べます。ここでいう「プロトコル」は通信する両者のやり取りの方式、「トランスポート」はデータの運び方を指し、別々の設定項目です。

普段の利用で、設定を一からすべて作成する必要はほとんどありません。GUIクライアントはサブスクリプションの情報をもとにコア用の設定を生成しますが、不足している情報まで自動で補えるわけではありません。サーバーアドレス、認証パラメーター、通信方式、安全性の設定を適切に組み合わせる必要があります。この関係を理解しておけば、サブスクリプションの問題をインストールの問題と取り違えたり、クライアントを再インストールしても接続結果が変わらない理由に戸惑ったりすることを防げます。

V2FlyとXray:共通のルーツを持つ別々の実装

V2FlyコミュニティはV2Ray関連の実装を継続して保守しています。XrayはV2Rayから派生し、独自の機能とリリースサイクルを持つようになりました。共通する技術的な背景はありますが、対応するプロトコル拡張、通信方式の詳細、設定項目は異なる場合があります。ガイドを読む際はクライアント名だけでなく、実際に動作しているコアも確認してください。「V2Rayの設定」と書かれていても、すべての実装でそのまま使えるとは限りません。

未対応の項目や認識されない通信方式がある場合は、まずコアの起動ログを確認し、接続設定の要件と照らし合わせてください。コアの切り替えは互換性を選ぶためのもので、何でも解決する機能ではありません。ノードを利用できるかどうかは、クライアントがパラメーターを設定できるか、コアがそのパラメーターを処理できるか、サーバー側が該当機能を提供しているかで決まります。どれか1つでも合わなければ接続に失敗することがあります。

3つのクライアント:画面とコアの役割

v2rayNはサーバー管理、サブスクリプショングループ、プロキシモード、ルーティングなどの設定を行うデスクトップ向けGUIクライアントです。Android向けのv2rayNGはXrayコア、同じくAndroid向けのv2flyNGはV2Flyコアを採用しています。いずれもオープンソースで公開されています。まず端末のOSを確認し、必要な設定に合うクライアントを選びましょう。同じサブスクリプションを使うために、すべてのクライアントをインストールする必要はありません。

デスクトップのシステムプロキシとAndroidのVpnServiceによる通信制御は仕組みが異なるため、「接続済み」という画面表示もプラットフォームに応じて判断する必要があります。AndroidアプリがシステムVPNサービス経由で通信していても、接続先の設定が従来型VPNプロトコルとは限りません。デスクトップでシステムプロキシに従うアプリでも、すべてのバックグラウンドプロセスが自動的に利用するわけではありません。通信を制御できる範囲はOSの権限で決まり、その後の接続処理はコアとノードのパラメーターによって決まります。

オープンソースライセンス:各コンポーネントの利用条件を確認

オープンソースとは、各ライセンスに基づいてソースコードが公開されていることを意味します。利用、改変、再配布には、それぞれのプロジェクトのライセンス条件に従う必要があります。クライアント、コア、同梱コンポーネントでライセンスが異なる場合もあります。導入や再配布の際は各コンポーネントの説明を確認し、1つのプロジェクトの条件をすべてに当てはめないでください。一般の利用者は、アプリに付与した権限、設定ファイルの保存場所、ログに含まれうる接続情報を把握しておくと安心です。

クライアントは設定の管理と実行を担い、サブスクリプションの提供元はリモートサーバーのパラメーターを提供します。両者の役割は別です。オープンソースであることはサブスクリプションの提供元が信頼できることや、リモートサービスが利用可能であることを保証しません。設定の保存、スクリーンショットの共有、問題の報告では、再現に必要な情報だけを残しましょう。サブスクリプションURL、ユーザーID、認証情報は適切に管理し、公開記録に漏らさないよう注意してください。

更新とトラブル対処:元に戻せる基準を残す

クライアント、コア、サブスクリプションの更新では、それぞれ画面上の機能、プロトコル実装、サーバー情報が変わります。サブスクリプションを更新してもクライアント自体は更新されず、クライアントをアップグレードしてもサブスクリプションの接続先情報が自動で変わるわけではありません。更新前にサブスクリプショングループ、カスタムルーティング、重要な設定をバックアップし、現在のコアの種類を記録してください。更新後は同じ宛先で再テストし、画面の変化だけで結果を判断しないようにしましょう。

更新後に問題が起きた場合は、まずリリースノートの互換性に関する変更を確認し、ログにコアの起動、設定の解析、ネットワークリクエストのどれが記録されているか調べます。確認済みのシンプルな設定を基準として残し、カスタム設定を1つずつ戻すと差分を見つけやすくなります。速度が遅い場合は、ノードの負荷、回線品質、ローカルの設定を分けて比較してください。一度に複数の項目を変えると、偶然の改善を恒久的な解決策と誤認しやすくなります。

「サブスクリプション」「ノード」「ルーティング」「DNS」の違いがわからない場合は用語集を、具体的なエラーが出ている場合はトラブル対処ガイドを確認してください。用語集は設定の理解に、トラブル対処ガイドは症状から原因を絞り込むのに役立ちます。2つの読み方を混同する必要はありません。

最近の技術ノート

実際の操作に沿って、サブスクリプションの追加方法、初回起動時の確認事項、Androidでバックグラウンド接続が切れる原因を解説します。各記事で関連する問題をまとめて扱い、現在の画面と照らし合わせながら順番に確認できます。